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リハビリテーション科
  
当院のリハビリテーション科では、地域に目指した「急性期リハビリテーションの確立」を目標とし、理学療法士20名、作業療法士15名、言語聴覚士6名、通所リハビリテーション職員1名が、早期退院・転院に向けた急性期リハビリテーションを実施しています。
  
  
 
  
リハビリテーション施設基準

・ 脳血管疾患リハビリテーション料 Ⅰ     ・ がん患者リハビリテーション料
・ 運動器リハビリテーション料 Ⅰ       ・ 集団コミュニケーション療法
・ 呼吸器リハビリテーション料 Ⅰ       ・ 摂食機能療法(経口摂取回復促進加算)
・ 心大血管リハビリテーション料 Ⅰ      ・ 通所リハビリテーション(事業所番号:4011119247)

 
 
 
  
理学療法(PT/Physical Therapy)部門
  
     

理学療法とは、病気、ケガ、高齢、障害等によって運動機能が低下した状態にある人々に対し、関節 可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習、歩行練習などの能力向上を目指す治療法まで、動作改善に必要な技術を用いて、日常生活の改善を目指します。
理学療法の対象者は主に運動機能が低下した人々ですが、そうなった原因は問いません。病気、けがはもとより、高齢や手術により体力が低下した方々などが含まれます。最近では運動機能低下が予想される高齢者の予防対策、メタボリックシンドロームの予防、スポーツ分野でのパフォーマンス向上など、障害を持つ人に限らず健康な人々に広がりつつあります。また、運動・動作の専門性を生かし、福祉用具の適用相談なども行います。

     
 
  
      

・ 中枢神経疾患(脳卒中、脳血管障害など)
・ 整形外科疾患(運動器の障害)
・ 呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患、全身麻酔手術後の肺機能低下など)
・ 心疾患(心筋梗塞、狭心症など)
・ 内科的疾患、体力低下(糖尿病、術後体力低下、運動指導対象者など)など

     
 
  
作業療法(OT/Occupational Therapy)部門
     
食べたり、工作したり仕事や遊びなど人の日常生活に関わる全ての諸活動を「作業活動」と呼びます。食べることや寝ること、何気ない動作の1つですが、心と体の複雑な働きがあります。作業療法は、障害と折り合いをつけながら、活き活きとした生活を送れるよう、仕事、遊びの中での活動(作業)をとおして3つの能力(基本的能力・応用的能力・社会的適応能力)を維持・改善することが目的です。また、環境(人為的環境、物理的環境、社会的環境)の調整や社会資源や諸制度の活用を促し、その人らしい生活の獲得を目標とします。
  
     

・ 脳血管疾患等(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)
・ 高次脳機能障害
・ パーキンソン病
・ 末梢神経障害
・ 器質性精神障害(認知症)、神経症性障害 など

    
 
  
言語聴覚療法(ST/Speech Therapy)部門
     

ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題などでこのような機能が損なわれることがあります。ことばによるコミュニケーションの問題は脳卒中後の失語症、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など多岐に渡り、小児から高齢者まで幅広く現れます。こうした、ことばによるコミュニケーションや嚥下・摂食に問題がある方々の社会復帰をお手伝いし、自分らしい生活ができるよう支援するのが言語聴覚療法です。 言語聴覚士はこのような問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。

  

・ きこえの障害(聴覚障害など)
・ ことばの障害(構音障害、失語症など)
・ 飲み込みの問題(嚥下障害など)

      
 
リハビリテーションの種類
  

患者さん一人ひとりに対して、各専門スタッフがそれぞれの症状や目標に合わせた治療プラグラムを提供します

  
脳血管リハビリテーション
  
  

主に、脳血管疾患、神経難病(パーキンソン病、脊椎小脳変性症など)の方に対して発症直後や手術直後の早期からベッドサイドにてリハビリテーションを開始し、廃用症候群予防と運動学習によるセルフケアを最大目標としています。医師、看護師、ソーシャルワーカーなども交えた合同カンファレンスで、患者さんの病態や治療状態など情報を共有します。また、急性期の患者さんは様々な合併症を引き起こしやすい状態にあるため十分なリスク管理と医師の指示の下で、患者さんの病棟生活や退院後の生活に即した訓練を行います。

     
      

 

運動器リハビリテーション
  

主に、外傷性骨折、変形性股関節症に対するリハビリテーションを中心に行っています。変形性股関節症は、佐賀大学医学部整形外科より馬渡正明教授にお越しいただき、人工股関節全置換術(THA)、寛骨臼移動術(TAO)を数多く行っています。手術後は、理学療法士が中心となり手術直後から関節可動域訓練や筋力増強訓練、歩行訓練を実施して(下図、人工股関節リハビリテーションスケジュール参考)、日常生活の拡大、安定した歩行の獲得などを目指し積極的な早期リハビリテーションを行っています。

 

呼吸器リハビリテーション
  
  

人工呼吸器下にある患者さんや慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺炎、血気胸や胸水を有する方を対象に、ポジショニング、呼吸介助、呼吸訓練、早期離床などの呼吸リハビリを行っています。また、作業療法では臥位傾向の患者さんに対し、呼吸機能改善はもちろん、ベッドサイドでのADL訓練、脳の廃用予防も行っています。急性期の呼吸リハビリテーションでは多職種での連携が最も重要となるため、「チームアプローチ」を念頭に自宅生活へ向けた動作方法の指導を行っています。

     

 

心臓(循環器)リハビリテーション
  
  

対象疾患は心不全が多いですが、狭心症や心筋梗塞も対象疾患となります。心疾患以外では下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)等の末梢動脈閉塞なども対象としています。各疾患とも入院翌日より、ベッドサイドでのリハビリテーションを開始し、その後は、理学療法士や看護師のもと早期離床、再発防止、病状改善、社会復帰に向けて集団リハビリテーションを行っていきます。循環器内科医師、理学療法士、作業療法士、看護師。薬剤師、管理栄養士など多くのスタッフが関わり、平均3週間(心筋梗塞は1~3週間)での退院を目指しています。

     
  

 

通所リハビリテーション 【 事業者番号 4011119247 】
  
  

病気やけがで入院生活を送った後、自宅に戻ってみるとこれまでは出来ていた事が、難しくなっていたということは珍しくありません。通所リハビリテーションでは、患者さんが可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅から通所リハビリテーションの施設に日帰りで通い、身体機能の回復や閉じこもりの防止を図るものです。介護保険の給付対象となるサービスですので、利用するには要介護認定を受けていることが必要です。

※ 詳しくはコチラ

     

 

  
 
 
リハビリテーション科の取り組み
  

当院では、急性期リハビリテーションの役割を果たすべく、患者さんと一緒に、複数の専門職(医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、管理栄養士、ソーシャルワーカーなど)でのチーム医療の実践に取り組んでいます。
また、高度な医療水準を確保した専門的なリハビリテーションを提供するために、各種勉強会や学会にも出席し日々鍛錬を重ねています。

  
筋電図・神経伝達速度の測定
摂食・嚥下障害の評価-嚥下造影(VF)検査
院内カンファレンスの参加
養成校より実習生の受入れ
 

麻生リハビリテーション大学校、福岡医療専門学校、福岡天神医療リハビリ専門学校、YICリハビリテーション大学校、
長崎大学、九州中央リハビリテーション学院、文京学院大学、神戸国際大学 など

各種勉強会の開催
 

・ 脳外カンファランス
・ PT・OT・ST合同勉強会
・ STAC勉強会 など

各種学会・研究会への参加
 

・ 日本理学療法士学会(基礎研究会)
・ 日本循環器学会
・ 日本心臓リハビリテーション学会
・ 呼吸ケアリハビリテーション学会
・ 神経系理学療法学術集会
・ 九州理学療法士、作業療法士合同学会
・ 福岡県心臓リハビリテーション研究会
・ 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士各地勉強会