当院の放射線治療

 がん治療において、外科手術のように身体にメスを入れることは、体力的に衰えがある患者さんにとって身体への負担が大変大きいものです。

 当院ではリニアック治療やガンマナイフを積極的に提供し、患者さんの身体への負担を最小限に抑えた痛みの少ないがん治療を目指しております。

リニアック治療について

 「リニアック」とは、日本語で「直線加速器」といわれ、高圧の電磁場で電子を加速させる電子線と、それを金属にあてることで数種類の高エネルギーX線を発生する2タイプの放射線を使用して、主にがんなどの治療をする機器です。

 基本的には、身体のどの部分でも治療が可能な装置で、病気の種類や場所によってエネルギーの強さやタイプの異なる放射線を適切に使い分けできるのがリニアックの特徴です。いずれの場合でも予めCT画像を用いて、がんを破壊・抑制するための精密な治療設計を行います。その後の治療では15分間程度寝台上で停止して照射を受けるだけですので、痛みを感じることはありません。

 そのため、外科手術のように身体にメスを入れることなく、機能を残したまま治療できるので、体力的に衰えがある患者さんにとっても身体への負担が最小限に抑えられる治療方法です。

リニアック治療の有効症例
がんの治療

乳がん、前立腺がん、肺がん、食道がん、子宮頸がん、咽頭がんなどの頭頸部がん、脳腫瘍、悪性リンパ腫など

緩和目的

骨転移の疼痛、脳転移に伴う諸症状の緩和など

※リニアック治療が全ての疾患に有効であるとは限りません。治療の際は、事前の検査及び診察が必要です。

ガンマナイフについて

 ガンマナイフ(Gamma Knife)とは、読んで字の如く、周囲正常脳組織を傷つける事なくγ腺を用い、まるで脳病変をナイフで切り取るが如く根治せしめる治療法です。201個のコバルト60線源が半円球状かつ同心円状に配置され、それぞれから放出されたγ線が丁度その中心に収束するように設計されています。

 1990年4月1日より保険適応となり、当院には1999年に国内第26号機として導入されました。

脳腫瘍転移性脳腫瘍、聴神経腫瘍、髄膜腫、下垂体腫瘍、頭蓋咽頭腫、神経膠腫、三叉神経鞘腫、松果体腫瘍など
脳血管障害脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、血管腫など
機能的疾患三叉神経痛など
耳鼻科・眼科領域疾患眼の黒色腫、眼窩内腫瘍、鼻咽喉癌、副鼻腔腫瘍など