令和3年度 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

目次

年齢階級別退院患者数

年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数471072292264036077841,4321,637819

年齢階級別退院患者数は、入院時の年齢を10歳刻みで集計したものです。
令和3年度の退院数は、6,296人です。最も多い年齢層は、80~89歳で、全体の26.0%となっております。
超高齢社会を反映して、平均年齢は高く、60歳以上の患者さんは、全体の73.8%を占めています。
また、0~10歳の年齢層についても、全体の2.4%を占めており、幅広い年齢層の患者さんに対応できる機能を有しております。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)


平均
年齢
患者

パス
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし8425.8520.5751.1982.79
161070xxxxx00x薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし252.923.708.0039.16
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし2116.9013.1442.8677.62
050130xx9900xx心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし1519.6717.3546.6784.67
160610xx99xxxx四肢筋腱損傷 手術なし1521.7313.7133.3371.60

高齢者における、肺炎、尿路感染症は、再発や再燃を繰り返す傾向があるため、治療とともにリハビリを行っており、平均在院日数が長くなっています。
薬物中毒について、各種中毒疾患に対して積極的に受け入れを行い、迅速に診断、治療を開始しています。
糖尿病の教育入院や、睡眠時無呼吸症候群の検査入院も行っています。

消化器科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
060100xx01xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術852.482.651.1861.72
060100xx99xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術なし221.552.9849.14
060130xx9900xx食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし224.277.744.5554.59
060570xx99xxxxその他の消化管の障害 手術なし211.867.2450.14
060102xx99xxxx穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし137.547.7015.3864.85

最も多い症例は、大腸ポリープ・粘膜切除術です。
内視鏡による治療は痛みも少なく、多くは1泊2日で退院することが可能です。
また、大腸ポリープ・粘膜切除術は近隣の医療機関からの患者さんの紹介も多くなっており、良性疾患から悪性疾患まで多種多様な疾患に幅広く対応しています。

循環器内科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
050130xx9900xx心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし17415.8617.3524.7186.80
050070xx01x0xx頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし1604.494.795.0072.67
050130xx9902xx心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり10316.6023.8318.4580.74
050050xx0200xx狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし793.974.367.5973.92
050130xx97000x心不全 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし5020.2022.0736.0084.10

手術・処置等を必要としない薬物での治療となる心不全が多く、頻脈性不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術を行う症例が多くなっています。
3番目の心不全は、薬物治療に加え、心臓疾患に対するリハビリを行っています。
また、狭心症などの狭窄した冠動脈に対して、血の流れを改善する経皮的冠動脈形成術や、経皮的冠動脈ステント留置術も行っています。

外科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
060340xx03x00x胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし6412.459.2118.7580.72
060210xx99000xヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし3511.099.0011.4376.06
060380xxxxx00xウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 定義副傷病なし303.705.533.3345.90
060190xx99x0xx虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2なし298.318.7431.0370.10
060280xxxxxxxxアルコール性肝障害2613.1213.913.8556.88

胆管結石による胆管炎が多く、体への負担が少ない内視鏡的治療を行っています。
2位以降には大腸に関する症例が続いています。

整形外科・脊椎脊髄外科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
160800xx01xxxx股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等13822.4625.3273.9183.91
07040xxx01xxxx股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等9423.0120.638.5168.99
160690xx99xxxx胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし5416.4619.3450.0076.00
160690xx02xxxx胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術3421.7418.5826.4781.24
160760xx97xx0x前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし344.264.9932.00

股関節に対して手術を行う症例が多く、変形性股関節症に対する人工股関節置換術や股関節骨頭壊死に対する人工骨頭挿入術または人工関節置換術(再置換も含む)などです。3位・4位の脊椎の症例は脊椎脊髄外科と連携して診療(手術)を行っています。

脳神経外科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
010010xx9906xx脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり903.224.0810.0067.21
010060×2990401脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は28021.9515.6351.2572.88
160100xx99x00x頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし7410.808.3018.9267.46
010040x099000x非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし4122.6318.9053.6669.17
160100xx97x00x頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし358.919.7820.0072.37

脳腫瘍では転移性脳腫瘍に対するガンマナイフ治療目的での紹介が多く、次いで急性期の脳梗塞の症例となっています。
急性期の脳梗塞に対しては、脳保護剤を使用した治療が多いです。

眼科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
020110xx97xxx1白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼343.324.832.9475.97
020110xx97xxx0白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼162.252.7174.94
020200xx9700xx黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし6.07
020200xx9710xx黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし6.14
160250xxxx0xxx眼損傷 手術・処置等1なし5.05

当院では白内障に対する水晶体再建術が最も多く全体の80%以上を占めています。

耳鼻咽喉科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
030400xx99xxxx前庭機能障害 手術なし814.574.9261.35
030428xxxxxxxx突発性難聴4811.358.7558.83
030240xx99xxxx扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし255.645.7139.40
030240xx01xxxx扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等125.758.5032.17
030390xx99xxxx顔面神経障害 手術なし9.01

前庭機能障害、突発性難聴などの疾患が全体の70%を占めています。
当院では突発性難聴に対し高気圧酸素治療を行っており、近隣の医療機関から紹介され入院する患者さんが多くなっています。

脳神経内科

DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院
平均
年齢
患者

パス
010230xx99x00xてんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし667.337.229.0957.20
010060×2990401脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は21214.3315.6316.6761.42
010160xx99x00xパーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし17.86
010080xx99x0x1脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳以上16.74
010130xx99x4xx重症筋無力症 手術なし 手術・処置等24あり16.34

てんかんの症例が一番多く、次いで脳梗塞、パーキンソン病などを診ています。
手術、処置などを行わず、薬物での治療やリハビリを中心にを行い日常生活動作の自立を目指します。

泌尿器科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし889.9113.1418.1877.53
11012xxx04xxxx上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき)503.522.592.0059.46
11022xxx99xxxx男性生殖器疾患 手術なし207.659.4262.65
11012xxx99xxxx上部尿路疾患 手術なし173.187.3611.7654.18
110080xx991xxx前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり163.062.5073.63

尿路感染症や尿管結石、上部尿路疾患などの尿路に関する疾患で全体の80%以上を占めています。
尿路感染症は高齢者に多発するため、平均年齢が77歳と高くなっています。

呼吸器内科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし2218.0520.5750.0082.59
040150xx99x0xx肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2なし22.84
040100xxxxx00x喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし6.24
040200xx99x00x気胸 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし9.28
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし13.14

高齢者に多く見られる誤嚥性肺炎は嚥下機能が低下して起こります。
当院での急性期治療を終えた後、リハビリ専門の医療機関へ転院する患者さんが多いため転院率が高くなっています。

救急科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし1520.1313.1433.3379.27
161070xxxxx00x薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし142.573.707.1428.00
100380xxxxxxxx体液量減少症115.6410.669.0971.55
160610xx99xxxx四肢筋腱損傷 手術なし13.71
030400xx99xxxx前庭機能障害 手術なし4.92

若年者による急性薬物中毒の症例が増加しており、3日ほど治療を行った後、かかりつけ医などに紹介を行っています。

総合診療科

DPCコードDPC名称

平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)


平均
年齢
患者

パス
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし3021.1320.5756.6781.17
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし2112.1913.1428.5780.48
0400801499×001肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なしA-DROP スコア11512.5314.3620.0084.33
050130xx9900xx心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし1419.4317.3535.7190.14
180010x0xxx0xx敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし1117.6419.2245.4581.00

総合診療科は不明熱や症状が多岐にわたるなど、専門科が不明確な疾患に対し診断、治療を行っています。
肺炎や尿路感染症、心不全、敗血症など高齢者に多発する疾患が上位を占めています。
急性期治療後にリハビリ専門の医療機関へ転院する患者さんが多いため転院率が高くなっています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌1318
大腸癌10132118
乳癌18
肺癌18
肝癌18
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院では大腸癌での入院が最も多く、次いで胃癌・肺癌となります。
その他ガンマナイフやリニアックも行っているため転移性脳腫瘍や乳がんも多いですが、「再発のもの」と「外来にて治療が行われているもの」に関してはこちらには集計されていません。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数平均在院日数平均年齢
軽 症1613.1954.94
中等症8820.3681.56
重 症1721.6583.94
超重症
不 明

肺炎の重症度分類は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROP)を用いて行っています。
・男性70歳以上 女性75歳以上
・BUN 21mg/dl以上または脱水あり
・SpO2 90%以下(SpO2 60Torr以下)
・意識障害あり
・収縮期血圧 90mmHg以下

市中肺炎:普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。
肺炎の重症度:5つの項目から成り立っており、該当数により軽症から超重症の4段階に分かれています。
・軽症:0点の場合
・中等症:1~2点の場合
・重症:3点の場合
・超重症:4~5点の場合 ただし意識障害(ショック)であれば1点でも超重症
・不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合

脳梗塞の患者数等

発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内27426.4576.8953.17
その他1021.7078.201.41

当院では発症してから3日以内の症例が全体の96%を占めており、早期の段階で治療が行えていることがわかります。
発症したばかりの脳梗塞は症状が強く出ることが多く、リハビリの継続が必要になるため、当院である程度動くことができるようになるくらいまで治療・リハビリをされた後、リハビリ専門の医療機関への転院を促すことで地域で支援されている方々と連携し、きめ細やかな退院支援を行っています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

消化器科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
直径2センチメートル未満
850.401.191.1861.75
K654内視鏡的消化管止血術174.6516.0029.4169.00
K688内視鏡的胆道ステント留置術
K722小腸結腸内視鏡的止血術
K7212内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
長径2センチメートル以上

当院では大腸ポリープに対する切除手術が最も多く、次いで消化管止血術が多い結果となっています。
切除したポリープに関しては病理診断科と連携をとり、悪性腫瘍が早期発見できるよう努めています。

循環器内科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K5951経皮的カテーテル心筋焼灼術
心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの
1692.484.077.6974.95
K5493経皮的冠動脈ステント留置術
その他のもの
652.865.1215.3874.86
K5972ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合656.299.6621.5482.54
K5492経皮的冠動脈ステント留置術
不安定狭心症に対するもの
300.206.2013.3370.83
K5491経皮的冠動脈ステント留置術
急性心筋梗塞に対するもの
280.0423.0014.2974.29

心房細動に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術が最も多く、次いで狭心症・心筋梗塞に対する経皮的冠動脈ステント留置術や、ペースメーカー移植術が多く行われています。
外科的治療が必要になった際は心臓血管外科とも連携をとりながら、患者様にとって最善の治療を行えるよう対応しています。

外科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K688内視鏡的胆道ステント留置術611.2316.3129.5179.74
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術452.647.312.2262.42
K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満262.543.233.8569.27
K718-22腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの181.619.6150.50
K6851内視鏡的胆道結石除去術 胆道砕石術を伴うもの174.0011.2411.7680.65

昨年では2位にあがっていた「内視鏡的胆道ステント留置術」が最も多い手術となりました。
当院ではなるべく傷を最小限にし、早期退院ができるよう内視鏡手術・腹腔鏡下手術を積極的に選択しており件数も多く行われています。
もちろん全ての症例にあてはまる手術ではないので、患者さんの病状に合わせつつ、安全性、根治性を考えた上で術式を選択し、開腹手術を行うこともあります。

整形外科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K0821人工関節置換術 肩、股、膝1172.0221.2411.9770.01
K0461骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿1082.7116.8456.4878.49
K0811人工骨頭挿入術 肩、股663.8518.5578.7983.74
K142-4経皮的椎体形成術505.6015.2430.0081.60
K0483骨内異物(挿入物を含む)除去術 前腕、下腿480.771.6336.42

股関節症や膝関節症等に対する人工関節置換術が大半を占め、次いで骨折に対する観血的手術が多く実施されています。

脳神経外科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K164-2慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術283.9615.5739.2980.54
K178-4経皮的脳血栓回収術130.3132.6276.9277.46
K609-2経皮的頸動脈ステント留置術1019.7016.8040.0073.70
K1643頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの
K1771脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所

基本的には保存的治療が多く、主に手術の適応となる症例は慢性硬膜下血腫やくも膜下出血、次いで血管の閉塞や狭窄に対しての治療が多く実施されています。

眼科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K2821ロ水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合
その他のもの
490.161.692.0475.12
K2801硝子体茎顕微鏡下離断術
網膜付着組織を含むもの
K270虹彩光凝固術
K274前房、虹彩内異物除去術
K2802硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの

全体の約90%が白内障に対する水晶体再建術です。

耳鼻咽喉科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K368扁桃周囲膿瘍切開術120.923.8332.17
K3772口蓋扁桃手術 摘出
K384-2深頸部膿瘍切開術
K300鼓膜切開術
K3191鼓室形成手術 耳小骨温存術

約半数が扁桃炎または扁桃周囲膿瘍に対する扁桃周囲膿瘍切開術です。

泌尿器科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K768体外衝撃波腎・尿管結石破砕術
(一連につき)
480.421.502.0859.17
K783-2経尿道的尿管ステント留置術470.948.5125.5378.23
K797膀胱内凝血除去術112.097.739.0986.55
K7981膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術
K805膀胱瘻造設術

腎尿管結石に対する体外衝撃波結石砕石術と経尿道的尿管ステント留置術が最も多く、体外衝撃波結石砕石術は短期入院で行っています。

総合診療科

Kコード名称

平均
術前
日数
平均
術後
日数


平均
年齢
患者

パス
K664胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、
腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
124.588.4266.6780.08
K386気管切開術
K783-2経尿道的尿管ステント留置術
K654内視鏡的消化管止血術
K688内視鏡的胆道ステント留置術

他院より胃瘻造設目的にご紹介いただいています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一
異なる270.43
180010敗血症同一220.35
異なる310.49
180035その他の真菌感染症同一
異なる
180040手術・処置等の合併症同一300.48
異なる

下記の4つの症例の患者数と発生率を集計しました。

  • 播種性血管内凝固(DIC):感染症などによって起こる全身性の重症な病態です。当院でも感染症に合併した症例が多く、DICそのものでの入院はほぼありません。
  • 敗血症:感染症によって起こる全身性炎症反応の重症な病態です。
  • 手術・処置等の合併症:手術や処置等に一定の割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などがあり、どのような手術でも起こりえます。また、挿入した器具の緩み、破損や閉塞なども該当し、当院では人工股関節置換術に準ずるものが多く、許容範囲を超えた無理な姿勢を取ると起こりやすい人工関節脱臼や人工股関節の破損などが挙げられます。

更新履歴

2022年9月28日 令和3年度「病院情報の公表」ページを公開
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