病院指標(クリニカルインジケーター)
近年、病院で行われる医療の質向上と医療安全に対する関心が高まり、様々な取組みが行われております。臨床指標とは病院の様々な機能や診療の状況を数値化したもので、クリニカルインディケータ(Clinical Indicator:CI)、または診療の質指標クオリティーインディケータ(Quality Indicator:QI)とも呼ばれます。これら医療の質は、①構造(ストラクチャー)②過程(プロセス)③結果(アウトカム)の3つの側面について評価されることが一般的で、平成22年度より厚生労働省において「医療の質の評価・公表等推進事業」が開始されています。この指標は他施設との比較や順位付けを目的とするものではなく、医療の質を「見える化」することで、質の高い医療を提供することが最大の目的です。
当院でも臨床指標を公表することで自己評価を行い、改善を図ると同時に、病院機能の可視化により一般の方々にも医療の現状を理解していただきたいと考えております。今後も公開項目の定義や妥当性等を検討し、継続的に追加・更新を行っていく次第でございます。
年度別病院指標
- 2023年度(令和5年度)
- 2022年度(令和4年度)
- 2021年度(令和3年度)
- 2020年度(令和2年度)
- 2019年度(令和元年度)
- 2018年度(平成30年度)
- 2017年度(平成29年度)
- 2016年度(平成28年度)
- 2015年度(平成27年度)
臨床研究に関するオプトアウトについて
通常、臨床研究は文書もしくは口頭で十分な説明を行い、患者様からの同意(インフォームド・コンセント)を得て行われます。これを「オプトイン」と言います。
なお、同意には、主として「文書による同意」と「口頭による同意」がありますが、臨床研究に関わる同意は、文書による明確な同意を基本とします。(一方、口頭による同意を取得した際は、その旨を遅延する事なく診療録に記載します。)
臨床研究のうち、観察研究(対象となる患者さんの診療データのみを匿名化して用いる研究)においては、患者様に対して研究を目的とした積極的な侵襲や介入がないため、国が定めた倫理指針に基づき、「必ずしも対象となる患者様お一人ずつから、臨床研究ごとに直接同意を得る必要はない」とされております。しかし、「研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を通知または公開し、さらに可能な限り拒否の機会を保障する事が必要」とされており、このような手法を「オプトアウト」といいます。
上記の様な臨床研究のために、患者様ご自身のデータが使用される事を望まれない場合やご不明な点がございましたら、お手数ですが各研究の担当者までお知らせください。
臨床研究一覧
循環器内科
臨床研究名 | 当院担当医師 | |
1 | 植込み型心臓電気デバイス治療に関する登録調査 | 舛元 章浩 |
2 | JROAD-DPC データベースの二次調査による CRT 患者の予後に関する 全国的調査研究(JPN-CRT 研究) | 舛元 章浩 |
3 | レセプトおよびDPCデータを用いた 循環器疾患における医療の質に関する研究 | 舛元 章浩 |
救急科
臨床研究名 | 当院担当医師 | |
1 | 敗血症における静脈血液ガス分析の有用性について | 髙橋 慶多 |
患者様満足度調査結果のご報告
当院では、2023年7〜8月に患者様満足度調査を実施しました。ご協力いただいた患者様、ご家族の皆様にお礼を申し上げます。今回の調査を通じて、皆さまからいただいた評価、お叱り、励ましを全職員で共有し、今後ともより良い病院づくりに取り組んでまいります。