理事長挨拶
福岡記念病院は、昭和34年1月開設の大塚外科医院から昭和40年に病院名を福岡記念病院と変更し長きに渡り、福岡西南地区の救急医療の基幹病院としての役割を果たし、平成10年からは開放型病院として地域の診療所やクリニック等の医療機関と親密な病診関係を築き、地域医療を支えてまいりました。また、社会医療法人大成会としては、急性期医療提供を行う福岡記念病院、予防医学・健康管理を行う福岡記念PET・健診センターの大成会グループ施設と連携して地域に根ざした医療の提供を行っています。
診療は「地域住民が求める安全で信頼される医療を行う」の理念の下に内科、外科をはじめ、循環器内科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、放射線科、小児科など36の診療部門を持っており、各科において現代の医療レベルに沿う診療を行い、質の高い専門性を追究する総合病院を目指しています。
施設については、患者さんの身体負担を減らしながらも、より精度の高い検査を行うことを目的に320列CT、1.5T MRI、3.0TMRI、PET-CT等の高度医療機器やリニアック装置、ガンマナイフ等の治療機器を備えています。また、救急告示病院の使命として、救急車のみならず個人で受診される救急の患者さんを、軽症者から重症者まで24時間体制で受け入れています。これらの取組みが評価され、平成28年12月には「ジャパン インターナショナル ホスピタル」としての推奨を受けました。
私ども福岡記念病院はこれまで以上に、当院の理念である「地域住民が求める安全で信頼される医療」を実践することで、患者さんのみならず、地域住民の皆さま、開業医や地域医療機関の方々の信頼を集める医療を提供できるよう努力していきたいと考えております。
社会医療法人大成会 福岡記念病院 理事長
黒田 康夫
院長挨拶
当院の病院理念は「地域が求める安全で信頼される医療を行う」です。「地域」が意味するのは、患者様、患者様ご家族、関連病院、公共機関などです。従って、多くの救急患者様の受け入れ、紹介患者様の受け入れは、病院理念に則った業務です。「地域」の中には「病院職員の健康」も含まれていますので、病院職員の健康を守りながら地域の要請に応えていくのが私の役目と思っています。
基本方針は、「患者様中心の医療」「適切な医療水準」「地域との積極的な連携」「職員の健康と地域への貢献」です。患者様の人格・権利を尊重し、丁寧な説明を行い納得された医療を提供しています。最先端の実験的な医療ではなく、医の倫理に基づいた医療、診療ガイドラインで推奨されている根拠に基づいた医療を行っています。専門知識、専門技術については最先端を目指し、勉強会、技術習得研修会を重ねています。カンファレンスや各種委員会活動を通じて「チーム医療」を推進しています。地域が求める安全で信頼される医療を行うため、地域との積極的な連携を進めています。特に、救急医療を重視し、地域救急医療の中心的な役割を担えるように病院機能を整備しています。すべての職員が安心して働くことができ、やりがいと成長を実感できる職場を作り、心身の健康を守りながら地域に貢献することを誓っています。
病院職員の笑顔を地域の皆様に届け、地域医療に貢献したいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2024年1月1日就任 福岡記念病院病院長 古市 将司