担当医師
竹内 広幸(たけうち ひろゆき)
院長特別補佐 / 麻酔科部長
秋吉 瑠美子(あきよし るみこ)
所属診療科
資格・所属学会・専門分野等
- 日本麻酔科学会認定麻酔科指導医
- 日本専門医医療機構認定麻酔科専門医
- 日本臨床麻酔学会
梅木 文(うめき あや)
所属診療科
資格・所属学会・専門分野等
- 日本麻酔科学会認定麻酔科指導医
- 日本専門医医療機構認定麻酔科専門医
- 日本麻酔科学会
- 日本心臓血管麻酔学会
- 日本臨床麻酔学会
髙橋 慶多
日下 あかり(くさか あかり)
麻酔の種類
麻酔は大きく分けて、全身麻酔(吸入麻酔、完全静脈麻酔)と局所麻酔(脊髄くも膜外麻酔、硬膜外麻酔、末梢神経ブロック、局所浸潤麻酔など)に分類されます。
- 全身麻酔
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吸入麻酔薬(呼吸を通じて吸入する薬)や静脈麻酔薬(点滴から入る薬)などを用いて、麻酔を行う方法です。どちらも数十秒~1分程度で全身に作用し、入眠します。身体のどの部分の手術にも用いることができ、手術時間に応じて麻酔作用時間を調整する事が可能です。
- 脊髄くも膜下麻酔
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局所麻酔の一つです。腰部から細い針を進め、脊椎の中の脳脊髄液で満たされた部分(くも膜外腔)に麻酔薬を注入します。通常、みぞおちからお尻、足まで麻酔が作用します。この麻酔法は下半身の手術に用いられることが多く、3~4時間程度で麻酔の効果がなくなります。
- 硬膜外麻酔
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局所麻酔の一つで、脊髄近く(硬膜外腔)に麻酔薬を注射する方法です。範囲を限定して麻酔を行うことができます。この麻酔法は1mm程度の細いチューブを挿入して行うため麻酔薬の追加ができ、手術後の痛みを和らげるために用いることが多くあります。
- 末梢神経ブロック
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局所麻酔の一つです。太い神経から分かれた末梢神経といわれる部分に局所麻酔薬を注入し、痛みの伝達を遮断する方法です。末梢神経は全身に分布しているため、さまざまな部位の痛みを和らげる際にも末梢神経ブロックを使用します。
- 局所浸潤麻酔
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局所麻酔法の一つで、麻酔をかけたいところに直接注射を行い麻酔する方法です。ごく少範囲の浅いところの手術に用います。
皆さまへ
我々麻酔科医は、患者さんの状態(年齢、性別、体型、体質、基礎疾患等の有無やその重症度など)や、どのような手術(侵襲度、緊急度)を受けるか、色々な麻酔法の利点・欠点などを考慮して、一人一人の患者さんにとってより安全で快適な麻酔の方法を決定し、手術を受ける患者さんの安全を守るプロとして、その責任を全力で果たすことを常に心がけております。