お薬Q&A

患者様からよく寄せられるご質問を集めました。

ジェネリック医薬品って?

最近CM・広告等で芸能人を起用し、話題となっているジェネリック医薬品。皆さんも一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか?平成15年4月から医療費の自己負担率が増え、家計への影響が心配される中で、医療費抑制の1つとして注目されているのがジェネリック医薬品です。

ジェネリック(generic)とは、「一般的な」「総称の」という意味を持つ英語です。欧米では、後発医薬品は商品名ではなく、薬の有効成分である一般名(generic)で処方されることが多いため、ジェネリック医薬品と呼ばれています。

では、具体的にジェネリック医薬品とは何なのか、簡単に解説しますと、新薬の特許期間(15〜20年)満了後、厚生労働省の承認を得て製造・販売されるものです。新薬に比べて大幅に開発費が削減できるため、新薬とほとんど同じ成分や効き目でありながら、お薬の価格を低く抑えることができます。そのため患者さん個人の医療費負担を軽くするだけでなく、国全体の医療費削減にも貢献できると期待されています。

医薬品は薬事法でさまざまな規制が定められており、安全性はもちろん、製造管理や品質管理などそれぞれの段階で守らなければならない厳しい基準があります。ジェネリック医薬品も新薬と同様にその厳しい規制や基準を守って、開発、製造、販売されています。また、新薬は、その特許期間が満了するまでに多くの患者様に使用され、その成分の有効性や安全性は十分に確かめられたお薬だといえます。

今後、医薬品を選ぶのに、医師、薬剤師に任せるのではなく、自分自身からスタッフに積極的に相談しながら医薬品を選ぶ時代になるでしょう。