担当医師
竹内 広幸(たけうち ひろゆき)
院長特別補佐 / 麻酔科部長
石川 成人(いしかわ しげと)
髙橋 慶多
日下 あかり(くさか あかり)
外来診療日
当院の救急医療について
当院は、昭和42年2月に救急告示病院として認可を受け、以来福岡市の救急医療の中心的存在として、地域住民の皆様がいつでも安心して診療が受けられる環境作りに取り組んで参りました。救急医療の原点でもある「重症、軽症を問わず、先ず診療を」を基本姿勢として、365日24時間体制で診療にあたっています。
ER型救急システムは、米国やカナダのER(救急外来)で行われている救急医療システムです。
①すべての救急患者(1次~3次まで)を断ることなく受け入れる
②ERで初期診療を行い、入院患者や手術には関与しない
③初期診療とは診断・初期治療・advance triageを意味する
という特徴があります。図のように、救急車等で来院した救急患者をERドクターが診断し、治療を受けるべき場所を決める役割があります。
現在の日本の救急システムでは、1次~3次までの救急指定病院があり、それぞれ重症度に応じた治療や入院機能を持っています。しかし、受診する患者さんは、自分の状態が重症か軽症かはよくわからないでしょう。救急車で運ばれた先で「対応できない」と断られることも多く、『たらい回し』という悲しいできごとの原因にもなっています。
又『救急』を告示している病院の多くは、各科の医師が救急と入院患者の対応を並行して行っています。この場合、救急受入れ時にどの科が担当するのかはっきりしないケースがあったり、救急から入院管理まで一貫して行う医師に過剰な負担がかかってしまうこともあります。医師の負担感が限度を超えてしまうと、患者受入れを断るなど、救急の機能がストップしてしまう可能性もあるのです。
一方、ER型救急システムは、「診断」を重視するシステムです。心肺停止、呼吸停止、ショック、呼吸不全、意識障害など救急時現れる主症候と主訴をもとに、原因となる疾患を確定し、帰宅させるか各専門科に渡すまでの間に行う初期治療は、心肺蘇生や縫合、ギプス固定などに限定されます。ERの医師には、診断や鑑別の知識や経験などをもとに、患者さんを最適な医療に導く迅速な判断力が求められるのです。
当院では、ERで入院が必要と判断した場合、各科が責任をもって患者さんを引き継ぎ、専門的な医療を提供しています。ER型救急システムの充実により、すべての救急患者を受け入れ、『断らない医療』を実践していきたいと考えています。
救急医療
救急告示病院 二次救急指定病院
福岡市救急病院時間外診療当番一覧
外科当番 | 内科二次 | 土曜夜間内科二次 | |
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福岡市救急病院協会 | 福岡県私設病院協会 | 福岡市医師会 | |
時間帯 | 休日 (8:30〜翌8:30) | 平日 (19:30〜翌7:00) 休日 (9:00〜翌8:00) | 土曜 (18:00〜翌8:00) |
専門医オンコール体制
当院では、休日や時間外でも、必要に応じて各診療科の専門医にすばやく連絡できる「専門医オンコール体制」があります。当直医だけでなく専門医による診療・検査・手術がいつでも可能です。
電話:092-821-4731
夜間専用ファクシミリ:
092-821-6449
救急車
他の医療機関様からのご紹介には、当院専用の救急車が必要に応じて患者様をお迎えに参りますので、いつでもご連絡下さい。